皆さんはACASカード、もしくは
ACASチップというものをご存知でしょうか?
おそらくテレビ関係のものだとは思うのですが
既存のBCASカードとの違いや開始が迫っているという
4K/8K放送との関連も気になるところですよね
ということで、今回はそんな
ACASカード(チップ)について解説していこうと思います
ACASカードとは?BCASとの違いは?
まず初めにそもそもB-CASカードとは
一体何なんだ?ということで簡単に確認しておきますと
CASという言葉は、CONDITIONAL ACCESS SYSTEMの
頭文字をとったもので、日本語は限定受信機能と訳されます
2000年、BSデジタル放送が開始された時に
その放送を受信するために開発された受信カードで
WOWOWやスカパー!、BS-NHKに採用されることとなり
2011年の地上デジタル放送への完全移行により
広く一般に知られることになったシステムです
簡単に言うと、現在放送されている
テレビ放送、地上デジタル放送を見るために
必要な受信機と言ったところですね
では、ACASカードは何なのかと言いますと
従来の高精細度放送に比べさらに映像の解像度の高い放送である
4K/8K放送(スーパーハイビジョン)を受信するためのシステムとなっています
2018年内の運用を目指し開発が進められ
2018年の12月1日から、BS放送において
家庭向けの4K/8K放送が開始されましたのですが
現時点において地上波での4K/8K放送は予定されていません
また、ACASの登場によって
BCASカードが使用できなくなるということもありません
ACASカード(チップ)の発行、入手方法は?
BCASカードは、地デジ放送への移行の際に
発行するという手続きをとったわけですが
ACASカードの場合はどうなるのかと言いますと
こちらの場合は、あらかじめ受信機に内臓される形となっており
特に新たな手続き経る必要はありません
ですので、BCASのようにカードといったものではなく
ICチップを利用したものになるため、カードではなく
ACASチップと呼ばれることが多いかもしれません
とは言え、4K/8K放送チューナーの開発は
各メーカー自体でもそこまで進んでおらず
というか、そこまで手が回っていないのが現状で
USBのような形での外付けタイプの
受信機も想定されているようです
まとめ
ということで、簡単にですが
ACASカード(チップ)について解説してみました
まあ、4K/8K放送を見るための受信機ということなのですが
BCASカードの貸与という形とは違い
ACASの場合は、受信設備を購入する消費者が
その費用を負担するのでは?といった問題や
新CAS(ACAS)協議会の運営のトップが
NHK職員で固められており、NHKの受信料であったり
衛星放送への加入を促すためなのでは?といった疑念や
放送法違反とも見受けられるような動きがあったりで
いまいち正しく国民に伝わっていない気がしますね
まあ、なにはともあれ
現時点においては地上波放送における
4K/8K放送は予定されていませんので
また、受信機自体がなければ
BSを見ている方にとっても関係がありませんので
もう少し、普及をまって色々と考えてみても
良いのではないかと思います
ぶっちゃけ、4K/8Kどころか
ブルーレイだって一般的には広まってないんですよね笑
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